はじめに
前回の記事では、ChatGPTのプロジェクト指示について解説しました。

プロジェクト指示は「このプロジェクトでは、こういう答え方をしてほしい」というルールを設定できる機能です。たとえば資格勉強プロジェクトなら「初心者向けに説明して」「最後に復習問題を出して」といった指示を入れておけます。
ただ、プロジェクト機能を調べていると、もうひとつ気になる項目が出てきます。それが「情報源」です。
実際に調べてみると、情報源はかなり便利な機能でした。プロジェクト指示が「このプロジェクトではこう答えてね」というルールだとすれば、情報源は「この資料を参考にしてね」という材料です。
たとえば資格勉強で考えると、試験範囲のPDFや自分でまとめた用語メモをプロジェクトに入れておけます。そのうえで「この資料をもとに要点をまとめて」「復習問題を作って」と聞けるので、ただチャットで質問するよりも整理しやすくなります。
ただし便利だからといって何でもかんでも入れればいいわけではありません。入れる資料が多すぎると管理しにくくなりますし、機密情報や個人情報は入れないように注意も必要です。今回は情報源とは何か・プロジェクト指示との違い・どんな資料を入れると便利なのか・注意点まで初心者向けに解説します。
📌 本記事は2026年6月時点の情報をもとに作成しています。ChatGPTなどのAIサービスは頻繁に機能追加や仕様変更が行われるため、記事公開時と画面構成や利用条件が異なる場合があります。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。
この記事でわかること
- ChatGPTのプロジェクトの情報源とは何か
- プロジェクト指示と情報源の違い
- 情報源に追加できるもの
- 情報源を使うと何が便利なのか
- 資格勉強・家の書類整理・旅行計画での使い方
- 情報源に入れてはいけない情報
- 使う時の注意点
📌 ChatGPTのプロジェクトの情報源とは?

ChatGPTのプロジェクトにある「情報源」とは、ChatGPTに参考にしてほしい資料や内容を追加しておける場所です。簡単に言うとプロジェクト専用の参考資料置き場のようなものです。
PDF・画像・ドキュメント・スプレッドシート・テキストメモ・対応アプリのリンク・ChatGPTの回答を保存したものなどを、プロジェクトの情報源として追加できます。情報源を追加しておくと、ChatGPTにその内容を参考にしながら回答してもらいやすくなります。
通常のチャットでもファイルをアップロードして質問できますが、プロジェクトの情報源に入れておくと同じテーマの中で資料を管理しやすくなるのがポイントです。
📌 プロジェクト指示と情報源の違い

プロジェクト指示と情報源は、どちらもプロジェクトを便利にする機能ですが役割が違います。
| 項目 | プロジェクト指示 | 情報源 |
|---|---|---|
| 役割 | 答え方のルールを決める | 参考にする資料を置く |
| 例 | 初心者向けに説明して | このPDFを参考にして |
| 向いている内容 | 回答スタイル・方針・出力形式 | PDF・画像・資料・メモ |
| 使い方 | どう答えてほしいかを伝える | 何を参考にしてほしいかを渡す |
プロジェクト指示は「答え方のルール」、情報源は「参考にする材料」です。資格勉強で例えると、プロジェクト指示に「初心者向けに説明して・最後に復習問題を出して」、情報源に「試験範囲のPDF・自分で作った用語メモ」という使い分けになります。
「どう答えるか」はプロジェクト指示、「何を参考にするか」は情報源、この2つを分けて考えると分かりやすくなります。
📌 情報源に追加できるもの

| 情報源にできるもの | 使い方の例 |
|---|---|
| 試験範囲・説明資料・マニュアル | |
| 画像 | スクリーンショット・図解・写真 |
| ドキュメント | メモ・手順書・文章資料 |
| スプレッドシート | 表・一覧表・管理表 |
| テキスト | 自分で書いたメモやまとめ |
| 対応アプリのリンク | Google DriveやSlackなどのリンク |
| ChatGPTの回答 | 後で使いたい回答や要約 |
ただし追加できるファイル数や対応している形式は、プランや時期によって変わる可能性があります。実際に使う時はChatGPTの画面や公式ヘルプもあわせて確認しましょう。
📌 情報源を使うと何が便利?
情報源を使うと、ChatGPTに毎回同じ資料を説明しなくて済みます。毎回チャットで「この資料を見てください」「この前提で答えてください」と説明するのは少し面倒です。でもプロジェクトの情報源に資料をまとめておけば、そのプロジェクト内で参考資料として扱いやすくなります。
特に便利なのは、同じ資料を何度も使う・長いPDFやメモをもとに質問したい・複数の資料をテーマごとに整理したい・毎回同じ前提を説明するのが面倒、といった場面です。情報源は「ChatGPTにこれを参考にしてね」と渡すための材料置き場と考えると分かりやすいです。
📌 活用例① 資格勉強に使う

資格勉強では、情報源がとても便利です。試験範囲のPDF・自分で作った用語メモ・苦手分野のまとめ・よく間違える問題リストなどを情報源に入れておき、「この資料をもとに重要ポイントをまとめて」「復習問題を作って」とお願いできます。
特にIT系の資格ではDNS・DHCP・TCP/IP・認証・暗号化など似たような用語がたくさん出てくるので、自分のメモや資料を情報源に入れておくと勉強の振り返りがしやすくなります。ただし試験問題や有料教材など著作権や利用規約に関わる資料を扱う場合は注意が必要です。
📌 活用例② 家の書類整理に使う

家の書類整理にも情報源は使いやすいです。家電の説明書・保証書のメモ・手続きの流れ・引っ越し時のチェックリストなどを整理できます。「この手続きで必要なものをチェックリストにして」「引っ越し前にやることを順番に整理して」といった使い方ができます。
ただし保険証券・契約書・住所や電話番号が入った書類など個人情報が多いものはそのまま入れない方が安全です。必要な場合は個人名・住所・契約番号などを消してから使うようにしましょう。
📌 活用例③ 旅行計画に使う

旅行計画でも情報源は便利です。行きたい場所リスト・ホテル候補・移動手段のメモ・持ち物リスト・予算メモ・スケジュール案などをプロジェクトにまとめておけます。旅行計画はメモアプリ・スクリーンショット・地図・予約サイトなど情報がバラバラになりやすいので、プロジェクトの情報源としてまとめておくと後から整理しやすくなります。ただし予約番号・氏名・住所・電話番号などが入った画面はそのまま入れないように注意しましょう。
📌 情報源に入れない方がいいもの

情報源は便利ですが、次のような情報は入れないようにしましょう。
- パスワード・APIキー・クレジットカード情報
- マイナンバー・住所や電話番号が入った書類
- 顧客情報・社内資料・障害ログ
- 認証情報・非公開の業務データ
チャットに直接入力してはいけない情報は、情報源にも入れないのが基本です。「チャットに貼らなければ大丈夫」ではなく、アップロードする資料にも注意が必要です。
💡 関連記事はこちら →(AIに入力してはいけない情報まとめ)
📌 情報源を使う時のコツ

情報源を使う時は、最初からたくさん入れすぎないのがおすすめです。
コツ① よく使う資料だけ入れる
そのプロジェクトでよく使う資料だけを入れましょう。資格勉強なら試験範囲・自分の用語メモ・苦手分野のまとめくらいで十分です。
コツ② ファイル名を分かりやすくする
「memo.pdf」より「LPIC_DNS用語メモ.pdf」の方が後から見つけやすくなります。
コツ③ 古い資料は見直す
特にAIサービス・IT資格・製品仕様などは変わることがあります。定期的に見直して古い資料を入れっぱなしにしないようにしましょう。
コツ④ 機密情報は入れない
便利さよりも安全性が大事です。少しでも不安な資料はそのまま入れない方が安全です。必要な場合は個人名や番号などを消してから使いましょう。
📌 プロジェクト指示と組み合わせると便利
情報源は、プロジェクト指示と組み合わせるとさらに便利です。資格勉強プロジェクトなら、プロジェクト指示に「初心者向けに説明する・専門用語には補足を入れる・最後に復習問題を出す」、情報源に「試験範囲PDF・用語メモ・苦手分野まとめ」を用意します。
答え方のルールと参考にする資料を両方そろえることで、ChatGPTをただの質問ツールではなく自分専用の学習スペースのように使いやすくなります。
📌 まず覚えるならこれだけ

- 情報源はプロジェクト内に置ける参考資料
- プロジェクト指示は「答え方のルール」
- 情報源は「参考にする材料」
- PDF・画像・メモ・スプレッドシートなどを追加できる
- 入れすぎると管理しにくくなる
- 機密情報や個人情報は入れない
- 古い資料は定期的に見直す
まとめ

ChatGPTのプロジェクトにある情報源は、ChatGPTに参考にしてほしい資料を置いておける機能です。プロジェクト指示が「答え方のルール」だとすれば、情報源は「参考にする材料」です。
資格勉強なら試験範囲のPDFや用語メモ、家の書類整理なら手続きメモや説明書、旅行計画なら行きたい場所やスケジュール案など、テーマごとに必要な資料をまとめておくとChatGPTに相談しやすくなります。ただし個人情報・機密情報・パスワード・社内資料などは入れないようにしましょう。
はぁ……資料を全部そのまま入れればいいと思ったんですか。便利な機能ほど、整理の仕方と安全な使い方が大事なんです。まずはよく使う資料を少しだけ入れて、必要に応じて育てていきましょう。サナが楽できるところはちゃんと楽する方法を教えてあげますから、ちゃんとついてきてくださいね?
💡 次回は「ChatGPTで情報を見やすく整理する方法|表・チェックリスト・画像化のコツ」を解説します。プロジェクトにためた情報をあとから見返しやすい形に整理する方法を紹介します。

参考情報
- OpenAI公式ヘルプ:Projects in ChatGPT


コメント