2026年10月27日、AppleからM6チップを搭載した新しい14インチMacBook Proと24インチiMacが発表されました。
新しいMacが登場すると、気になるのが「前のモデルから何が変わったの?」「今使っているMacから買い替える必要はある?」というところですよね。
今回のM6は、CPUやグラフィックス性能だけでなく、AI処理の性能も向上しています。
ただし、新しいMacだからといって、すべての人が買い替える必要があるわけではありません。
この記事では、Apple公式の発表をもとに、M6搭載MacBook Pro・iMacの特徴や価格、M4・M5との違いを初心者向けに解説します。
私自身もMacBook Air M4を使用しているので、普段の作業で買い替える価値があるのかという視点でも考えてみます。
※この記事は2026年10月28日時点のApple公式発表をもとに作成しています。新製品の実機レビューではありません。
M6搭載MacBook Pro・iMacの価格と発売日
まずは、新しく発表された2つのMacの基本情報を確認しましょう。
| 項目 | 14インチMacBook Pro | 24インチiMac |
|---|---|---|
| 搭載チップ | M6 | M6 |
| 発表日 | 2026年10月27日 | 2026年10月27日 |
| 予約開始日 | 2026年10月29日 | 2026年10月29日 |
| 発売日 | 2026年11月6日 | 2026年11月6日 |
| 税込価格 | 339,800円〜 | 249,800円〜 |
| 主な特徴 | 持ち運べる高性能ノートPC | 24インチ画面一体型デスクトップ |
iMacには、249,800円からの10コアCPU・10コアGPUモデルと、289,800円からの12コアCPU・12コアGPUモデルが用意されています。
MacBook Proは外出先でも高い性能を活用したい人向け、iMacは自宅やオフィスで大きな画面を使いたい人向けです。
どちらも決して安い買い物ではないため、価格だけでなく、自分の使い方に合っているかを確認することが大切です。

M6チップは何が進化した?
今回の新型Macで最も注目したいのは、新しいM6チップです。
M6ではCPU、GPU、AI処理の性能が向上し、写真編集や動画制作、プログラミングなどの作業をより高速に処理できるようになりました。
CPU・GPUの性能が向上
CPUは、パソコンのさまざまな計算や処理を担当する部分です。
GPUは、画像や映像、ゲームのグラフィックスなどを処理します。
M6搭載14インチMacBook Proは、12コアCPUと12コアGPUを搭載しています。
Appleによると、M5搭載14インチMacBook Proと比較して、グラフィックス性能は最大30%高速になりました。
例えば、3Dモデルの作成や写真編集、ゲームなどで性能向上が期待できます。
ただし、この「最大30%」はAppleが公表した特定条件での比較結果です。すべてのゲームやアプリが一律に30%速くなるわけではありません。
AI処理も高速化
最近は、文章生成や画像編集など、AIを活用する機会も増えていますよね。
M6はAI処理に使われるNeural EngineやGPUの機能が強化され、パソコン本体でAIを動かす「オンデバイスAI」にも力を入れています。
オンデバイスAIとは、クラウド上のサーバーだけに頼らず、パソコン本体の性能を使ってAI処理を行う仕組みです。
例えば、LM Studioのようなソフトを使って、Mac上でAIモデルを動かす場合に性能向上のメリットがあります。
一方、ChatGPTやGeminiをブラウザで利用することが中心なら、M6のAI性能を直接活かせる場面は限定的です。
「AIを使うなら絶対にM6が必要」というわけではないことは覚えておきましょう。

M4・M5と比べてどれくらい速い?
M6の性能向上を、Appleが公表した比較データから見てみましょう。
MacBook Pro:M5との比較
| 作業内容 | M5搭載モデルとの比較 |
|---|---|
| グラフィックス性能 | 最大30%高速 |
| AIワークロード | 最大25%高速 |
| Blenderのレンダリング | 最大1.3倍高速 |
| Affinityの画像処理 | 最大1.2倍高速 |
| Xcodeのビルド | 最大1.3倍高速 |
| LLMの最初のトークン生成 | 最大1.3倍高速 |
※Apple公表値。比較には指定されたMacBook Proの構成とテスト条件が使用されています。
M5からM6への進化は確かにありますが、M5を使っていて不満がない場合、すぐに買い替えるほどの差を感じるかは用途次第です。
一方、M1など数世代前のMacからの買い替えでは、より大きな性能向上が期待できます。
iMac:M4との比較
| 作業内容 | M4搭載iMacとの比較 |
|---|---|
| Excelなどの処理 | 最大1.5倍高速 |
| Affinityの写真編集 | 最大2倍高速 |
| LM StudioのAI処理 | 最大5倍高速 |
| レイトレーシングを使ったゲーム | 最大2倍高速 |
※Apple公表値。測定するアプリやモデル構成によって結果は異なります。
特に大きな違いがあるのは、ローカルAI処理やグラフィックスを活用する作業です。
ただし、インターネット検索やメール、YouTube視聴などの一般的な使い方では、M4でも十分に快適な場合が多いでしょう。
M6でしか使えない新機能はある?
ここは少し注意したいポイントです。
新型Macの紹介では、Siri AIやApple Intelligenceなどの便利な機能も紹介されています。
しかし、新しく紹介された機能が、すべてM6専用というわけではありません。
Siri AIはM6専用ではない
Siri AIは、Apple Intelligenceを活用した新しいアシスタント機能です。
メッセージやメールなどの情報を探したり、画面に表示された内容について質問したり、対応するアプリと連携したりできます。
日本語にも対応していますが、2026年10月28日時点ではベータ版として提供されています。
また、Siri AIはM6搭載Macだけの機能ではなく、対応するApple Intelligence搭載デバイスでも利用できます。
そのため、Siri AIを使いたいという理由だけで、新型Macを購入する必要はありません。
M6で注目したいハードウェアの違い
一方、M6搭載の新モデルには、ハードウェア面での進化があります。
- Wi-Fi 7とBluetooth 6への対応
- CPU・GPU・AI処理性能の向上
- より高速なメモリやストレージ
- 新しいGPUアーキテクチャによる処理性能の向上
ただし、Wi-Fi 7やNano-textureディスプレイなど、機能によってはほかのMacモデルでもすでに採用されています。
「M6で初めて登場した技術」と「今回のMacBook Pro・iMacで新しく対応した機能」は分けて考えることが大切です。

新型MacBook Pro M6の特徴
ここからは、それぞれの製品をもう少し詳しく見ていきましょう。
14インチMacBook Pro M6は、持ち運びながら本格的な作業をしたい人に向いています。
高画質なLiquid Retina XDRディスプレイ
MacBook Proは、Liquid Retina XDRディスプレイを搭載しています。
明るい部分と暗い部分を細かく表現できるため、写真や映像の編集にも向いています。
また、反射や映り込みを抑えるNano-textureディスプレイもオプションで選択できます。
ただし、Nano-textureは今回初めてMacBook Proに採用された機能ではありません。
HDMIやSDカードスロットを搭載
MacBook Proには、次のような端子が用意されています。
- Thunderbolt 4ポート:3つ
- HDMIポート
- SDXCカードスロット
- MagSafe 3充電ポート
- ヘッドフォンジャック
MacBook Airと比較すると、変換アダプターなしで接続できる機器が多いのが魅力です。
また、内蔵ディスプレイに加えて、最大2台の外部ディスプレイにも対応しています。
接続方法や画面配置を確認したい方は、MacBookをモニターにつなぐ方法|デュアルディスプレイの設定と画面配置も参考にしてください。
最大24時間のバッテリー駆動
Appleは最大24時間のバッテリー駆動時間を公表しています。
ただし、これは指定された条件での最大値です。
動画編集やゲームなどの負荷が高い作業では、バッテリーの減りが速くなる場合があります。
また、MacBook Proは冷却ファンを搭載しているため、長時間の高負荷作業では、ファンレスのMacBook Airとは異なる特性があります。
新型iMac M6の特徴
iMac M6は、24インチのディスプレイとパソコン本体が一体になったデスクトップMacです。
机の上をすっきりさせながら、大きな画面で作業したい人に向いています。
24インチの4.5Kディスプレイ
iMacは24インチの4.5K Retinaディスプレイを搭載しています。
ブラウザや資料を表示したり、写真を編集したりするときにも便利です。
また、本体カラーは次の7色から選べます。
ブルー、グリーン、ピンク、イエロー、パープル、オレンジ、シルバーです。
キーボードやマウスも本体カラーに合わせたデザインになっています。
すでにMacBookを持っていて大きな画面だけを追加したい場合は、MacBook用モニターおすすめ3選|27インチを用途別に比較も選択肢の参考になります。
上位モデルだけのオプションに注意
iMacは、10コアモデルと12コアモデルで選べる仕様が異なります。
特に注意したいのが、次の機能です。
| 機能 | 10コアモデル | 12コアモデル |
|---|---|---|
| Nano-textureディスプレイ | 選択不可 | オプション |
| 2.5Gb Ethernet | オプション | 標準搭載 |
| Thunderbolt 4ポート | 2つ | 4つ |
| Touch ID搭載キーボード | カスタマイズで選択可能 | 標準搭載 |
※Apple公式の仕様ページに基づく比較です。
価格を抑えたい場合は10コアモデルでも十分な可能性がありますが、購入前に必要な端子やオプションを確認しましょう。

MacBook Air M4から買い替える価値はある?
私自身、普段のブログ作業ではMacBook Air M4を使っています。
記事作成やブラウザでの調べもの、画像の確認などが中心なので、現時点では大きな性能不足を感じていません。
もちろん、M6搭載MacBook Proの性能は魅力的です。
ただ、実際に買い替えるかを考えると、私の場合は今のMacBook Air M4を使い続ける選択になりそうです。
WindowsからMacBookへ乗り換えた使用感は、MacBookは本当に必要?Windowsから乗り換えて感じた良い点・困った点で紹介しています。
買い替えをおすすめしない人
次のような使い方が中心なら、急いで買い替える必要はないと思います。
- Webサイトの閲覧やYouTube視聴
- WordやExcelなどの一般的な作業
- ブログの記事作成
- ChatGPTやGeminiなどのクラウドAIの利用
- 軽い画像編集
こうした用途では、M4搭載MacBook Airでも十分に対応できます。
買い替えを検討したい人
一方、次のような用途ではMacBook Proのメリットが大きくなります。
- 高解像度動画を頻繁に編集する
- 3DモデルやCGを制作する
- Mac本体で大きなAIモデルを動かす
- 長時間、高負荷な作業を続ける
- HDMIやSDカードスロットを頻繁に使う
特に、作業時間を短縮できることで仕事の効率が上がる人なら、高性能なMacへの投資を検討する価値があるでしょう。
MacBook ProとiMac、どちらがおすすめ?
最後に、使い方別のおすすめを整理しておきます。
| 使い方 | おすすめ |
|---|---|
| 外出先でも作業する | MacBook Pro |
| 自宅で大きな画面を使いたい | iMac |
| 動画編集や3D制作をする | 用途・持ち運びの必要性で選ぶ |
| 家族共用のパソコンが欲しい | iMac |
| ブログや一般的な事務作業が中心 | 既存のMacBook Airなども候補 |
| 価格をできるだけ抑えたい | M6以外のモデルも比較 |
今回発表された2製品だけで選ぶなら、持ち運びが必要な人はMacBook Pro、自宅での据え置き利用が中心ならiMacがわかりやすい選択です。
ただし、一般的な作業が中心であれば、MacBook Airなども比較対象に入れた方が、無駄な出費を抑えられる可能性があります。

まとめ|M6は魅力的。でも買い替えは用途で判断しよう
2026年10月27日に発表されたM6搭載MacBook ProとiMacは、CPU・GPU・AI性能が向上した新しいMacです。
特に、ローカルAIや動画編集、3D制作など、パソコンに高い処理性能が求められる用途では魅力的な進化といえます。
一方、インターネット検索やブログ作成、一般的な事務作業が中心なら、M4やM5搭載Macでも十分に使える場合があります。
私自身もMacBook Air M4を使用していますが、今回の発表を見ても、今すぐ買い替える必要はないと感じています。
新しいモデルが出ると欲しくなってしまいますが、大切なのは「今のパソコンで何に困っているか」を考えることです。
性能や価格だけでなく、自分の使い方に合ったMacを選んでみてください。


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