はじめに
脆弱性のニュースを見ていると、CVSS 9.8・CVSS 7.5・CVSS 10.0こんな数字を見かけませんか?
初心者の頃のサナは「9.8って高そうだけど、結局どれくらい危険なの?」と思っていました。
実はこの数字、脆弱性の危険度を10点満点で表した世界共通の通知表なんです。エンジニアの現場では「CVSSが9.8だから優先的に対応しよう」「7.2なら次回メンテナンスで対応しよう」といった判断にも使われています。
今回はCVSSとは何か、危険度ランクとの関係、初心者が覚えるべきポイントをざっくり解説していきます!
📌 なぜ数字(CVSS)が必要なの?

前回の記事ではCritical・Important・Moderate・Lowという危険度ランクについて解説しました。
ただ「Criticalです!」と言われても、どれくらい危険?先週のCriticalより危険?今すぐ対応?という細かい判断はできません。
そこで登場するのがCVSSです。CVSSは危険度を数字で表してくれるので、CVSS 9.8・CVSS 9.0・CVSS 7.2のように比較できるようになります。
サナ的には、「Criticalは通知表の評価、CVSSは点数」と覚えるのがおすすめです!
📌 初心者が覚えるべき数字の境界線

CVSSは0〜10点で評価されます。危険度ランクとの関係はこんな感じです。
| CVSSスコア | 危険度 |
|---|---|
| 9.0〜10.0 | Critical(緊急) |
| 7.0〜8.9 | Important(重要) |
| 4.0〜6.9 | Moderate(警告) |
| 0.1〜3.9 | Low(注意) |
初心者のうちは「7.0以上は要注意」「9.0以上は即確認」これだけ覚えれば十分です!
9.0〜10.0(Critical)
超危険レベルです。システム乗っ取り・情報漏えい・リモート攻撃などにつながる可能性があります。
ニュースで9.8や10.0を見たら、まずは内容を確認しましょう。
7.0〜8.9(Important)
危険度は高めです。緊急対応まではいかなくても、できるだけ早めに対応したいレベルです。
7.0未満
すぐに大騒ぎするレベルではありませんが、放置していいという意味ではありません。
定期的なパッチ適用やメンテナンスで対応していきます。
📌 ちょっと先輩っぽくなれる!CVSSの3つのスコア

実はCVSSには3つの考え方があります。
Base Score(基本値)
脆弱性そのものの危険度です。ニュースで「CVSS 9.8」と書かれている場合、ほとんどがこの基本値です。
Temporal Score(現状値)
現在の状況を考慮したスコアです。攻撃ツールが公開された・実際に悪用されている場合は危険度が上がります。逆に修正パッチ(KB)が公開された場合は危険度が下がることもあります。
Environmental Score(環境値)
会社ごとの環境を考慮したスコアです。ニュースで「CVSS 9.8」と騒がれていても、その機能を自社で使っていなければ影響は少ないかもしれません。逆に一般的には危険度が低くても、自社の重要システムに影響するなら優先度は上がります。
「ニュースの点数=自社の危険度ではない」ということだけ覚えておけばOKです!
📌 まず覚えるならこれだけ!

初心者のうちは以下の4つだけ覚えておけば十分です。
- CVSSは脆弱性の危険度を数字で表したもの
- 7.0以上は要注意
- 9.0以上は即確認レベル
- ニュースの点数と自社の危険度は違うことがある
まずは「数字が大きいほど危険!」から覚えていきましょう。
まとめ

今回のポイントをまとめると……
- CVSSは脆弱性の危険度を数値化した仕組み
- 7.0以上は要注意、9.0以上は即確認レベル
- Base・Temporal・Environmentalの3種類がある
- ニュースの点数と自社の危険度は違うことがある
これで流れが見えてきたのではないでしょうか。
CVE(脆弱性の管理番号)→ CVSS(危険度の点数)→ Critical(危険度ランク)→ KB(修正プログラム)
ニュースで「CVSS 9.8」という数字を見ても、もう慌てる必要はありません。
まずは数字を見て「これは要注意かな?」と判断できるようになれば十分です!
はぁ……まだ「数字が大きいから危険そう」くらいで止まってたんですか。大丈夫です、サナが一個ずつ噛み砕いて教えてあげますから、ちゃんとついてきてくださいね?
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